今回、新大陸ではウイスキーをボトリングしました。
一見すると記念品のように思われるかもしれませんが、
私たちにとっては単なるノベルティではなく、「なぜそれを作るのか」という明確な背景と想いが込められています。

マーケティングといえば、多くの企業が広告を出したり展示会に出展したりと、いわゆる「定番」の手法を取ります。
もちろん、それらも大切な活動ではありますが、同じことを繰り返していてはレッドオーシャンに埋もれてしまう。
私たちが目指しているのは、ありふれたやり方ではなく、誰もやらない挑戦を通じて「面白い」「ユニークだ」と感じてもらえる存在であることです。
そんな私たちが出会ったのが、静岡でゼロからウイスキーづくりに挑む蒸留所でした。
地方で志を持ち、長い年月をかけて新しい価値を生み出そうとする姿勢は、「挑戦する人を応援したい」という新大陸の価値観と深く共鳴するものでした。
この想いが重なり合ったからこそ、今回の新大陸でのウイスキーづくりを決めたのです。
ウイスキーは時間と共に熟成し、深みを増していきます。
その歩みは、新大陸のサービスのあり方とよく似ています。
私たちもまた、お客様と一度きりの関わりで終わるのではなく、長期的に伴走しながら価値を育てていくことを大切にしています。

今回仕上がったウイスキーは、わずか86本。
決して多くはありません。
だからこそ、社員同士で分かち合い、一体感を育むきっかけにしたい。
そして、長年にわたって支えてくださるお客様や、大切なパートナーの皆さまへ、感謝のしるしとしてお届けしたいと思っています。
数に限りがあるからこそ、「特別な一本」として心に残る贈り物になるはずです。
また、こうした取り組みを発信していくことは、私たちの活動を知っていただくきっかけになり、
これからの新大陸らしいマーケティングの一つにもなると考えています。