interview

ディレクター(マーケティングコンサルタント)

大阪 / ディレクター

石田直輝

ISHIDA NAOKI

キャリアステップ

2020年

新大陸へ中途入社

2023年

チームリーダーに就任、顧客のオンライン営業ナレッジ構築や動画サービス立ち上げなど多岐に渡り活躍

スケジュール

10:00

クライアントに訪問。広告の運用結果の報告、動画企画の提案を行う。

12:00

移動。移動中に社内のチームメンバーや後輩ともやりとり

14:00

セミナー
セミナーにてプレゼンテーション。講師としてこれからのWebマーケティングを伝える

16:00

帰社 社内に戻りメンバーと1on1

17:00

明日の提案資料を作成

19:00

退社

インタビュー

q

現在の仕事内容について教えてください

私の仕事は、クライアントの課題解決です。ただ、課題は企業ごとに異なります。売上の伸び悩み、Webマーケティングの知見不足、集客の停滞など、企業によって抱えている悩みは多岐に渡ります。また、新大陸に期待することも各社それぞれ違います。そのため、求められているものを的確に把握し、その 期待を超える成果 を提供することが私たちの役割です。

「Webマーケティングの運用」と一言で言っても、それだけを求めている企業ばかりではありません。場合によっては、より広範囲な経営課題や組織課題に直面しているクライアントもいます。そのため、Web集客の改善だけでなく、事業全体の成長に貢献できる視点が求められます。
例えば、ある企業は「集客ができなくなってきている」という課題を抱えています。社内で試行錯誤したもののうまくいかず、より高度なマーケティング戦略を求めて新大陸に相談するケースがあります。また、単に「すべて任せたい」という企業もあれば、「自社でマーケティングの力をつけたい」という企業もあり、ニーズに応じてアプローチを変える必要があります。

さらに、マーケティングの課題が解決した後に、新たな経営課題に直面する企業も多くあります。例えば、少人数のときはうまくいっていた組織運営が、規模が大きくなるにつれて理念が浸透しづらくなったり、採用や教育の仕組みが必要になったりすることも。その場合、マーケティング支援にとどまらず、より本質的な組織づくりのサポートへと視点を広げていきます。

企業のニーズに合わせた支援を行うためには、 クライアントが「どこまで自社で取り組みたいか」 を正しく把握することが重要です。「すべて任せたい」企業には、成果を最大化する戦略を立案・実行し、「自社でやりたい」企業には、社内で運用できる体制を整えるサポートを行います。
私たちの仕事は、ただSNSや広告を運用するだけではありません。クライアントが自ら動き出せるよう背中を押すこと も、私たちの重要な役割です。 戦略を描き、クライアントの意識や行動を変え、成果につなげる。 そのプロセスをリードし、 自分たちの言葉でクライアントのアクションを引き出すことこそ、 Webマーケティングディレクターの醍醐味だと考えています。

q

仕事のやりがいはどんな所に感じますか?

ありきたりかもしれませんが、自分の提案や施策の筋がよければ、明確な数字として結果に表れます。その瞬間は、やはり大きなやりがいを感じます。成果が出ると、クライアントの表情も明るくなり、「本当に成果が出ました!」と喜んでくれるんです。それを見ると、この仕事をやっていてよかったと思えます。

最初は「本当に成果が出るのかな?」と半信半疑の状態からスタートするクライアントも多いです。「不安もあるけれど、とりあえず試してみよう」と、手探りでスタートすることもあります。でも、実際に成果が出ると、クライアント自身の意識や姿勢も変わります。言葉の向け方や打ち合わせの雰囲気、表情までもが前向きに変化していくんです。
私たちの仕事は、お客様の思考にパラダイムシフトを起こすこともできるんだと思います。「今まで無理だと思っていたけど、こんなことが本当にできるんだ!」と、クライアントが新しい可能性に気づいた瞬間は、この仕事の醍醐味です。

成果は、単なる数字の向上だけではありません。お客様の心情にも、変化を生み出すことができます。たとえば、ホームページのリニューアルひとつ取っても、クライアントだけではたどり着けなかったポジティブ状態へ導き、新しいことにチャレンジすることへの不安から期待感へと変えることができます。その積み重ねが、長期的な信頼関係につながり、最終的に大きな成果となって現れてくるのだと思います。

売上が一気に伸びるような派手な結果だけでなく、小さな成功を積み重ね、クライアントの期待感を確信に変えていくプロセスこそが、この仕事の魅力 だと感じています。

q

仕事の中で直面した壁はどんなものがありますか?それをどう乗り越えましたか?

壁だらけでしたね。というか、今も壁に向き合い続けています。そもそも新大陸に入ること自体が、私にとっては大きな壁でした。
普通に生きていたら選ばなかった道。それでも、新大陸と出会い、「ここで挑戦する」と決めた自分がいました。
入社後に最初にぶつかったのは、未経験ゆえの壁。
業界用語も分からない、先輩同士の会話も理解できない。そんな中で、クライアントに自分の言葉で伝えなければならない。でも、その前にまずは自分が経験しないといけない。
未経験だからこそ、経験の裏付けがない状態で想像しながら話し、試行錯誤を繰り返していました。

さらに、Webマーケティングは無形商材。
単に「説明して売る」ものではなく、クライアントごとに求められる知識や経験も異なります。毎回、目の前の課題を一つひとつ消化しながら進んでいく。その積み重ねが成長につながると信じてきました。
壁が多いということは、言い換えれば「成長のチャンスが多い」ということ。
一つひとつ乗り越えることで、自分のやりたいことにつながり、クライアントにも貢献できる。長期的な信頼関係を築くためには、その想いが不可欠です。心が燃え続けなければ、この環境ではやっていけないとも思います。
今では、小さな壁は「しゅしゅしゅ〜」とスムーズに乗り越えられるようになりました。
経験を積み、課題の乗り越え方が分かるようになった。でも、マーケティングの本質を深く考え始めると、改めてその奥深さを痛感します。数年経験したくらいでは「プロのマーケター」とは言えないし、自分自身もまだまだ納得していません。
いくらクライアントにコミットし続けても、100%成果につながる保証はない。
だからこそ、常に学び続け、考え続ける必要がある。マーケティングだけでなく、マネジメントの壁もある。長期的に信頼関係を築きながら仕事をしていくには、自分の力を上げることも大切ですが、結局はクライアント自身が変わらなければならない。
私は、あくまで"きっかけ"に過ぎません。
どんなに私が頑張っても、クライアントが本気で動かなければ、会社の成長にはつながらない。だからこそ、クライアントの行動をどう変えるかが、次のディレクターとしてのステップだと考えています。

これまでは、「自分が動くことが成果につながる」という考え方 でした。
提案をまとめ、決まったら自分が手を動かし、結果を出す。でも、それだけではダメなんです。本当に求められるのは、クライアントに気づきを与え、行動を変えること。
それが、ワンランク上のディレクションなのではないかと思っています。
この仕事には終わりがない。だからこそ面白いんです。
常に次のステップがあり、目指すべきものがある。2年目には自分なりの型ができても、先輩と話すたびに「そこじゃない」と視点が180度変わる。
「こうだと思ったら、また新しい壁が立ちはだかる。」
その繰り返しの中で、まだまだ上を目指していける。そう思うと、やっぱりこの仕事は面白いですね。

q

どんな力が身に付きましたか?

考え方が大きく変わりました。物事の本質を捉えようとする力がついたと思います。
クライアントが「課題」として挙げるものは、本当に解決すべき問題なのか?
それを解決したら、本当に成果につながるのか?
もっと根本的な課題が別にあるのでは?
そもそも、その問題を解消したとして、本質的な解決になるのか?
こうした疑問を常に持つようになりました。
以前は、本質が見えないまま、点で施策を動かしたり学んだりしていました。例えば、「動画が作れる」「広告が回せる」といった個別のスキルだけでは、結局何も変わらない。
「本当の課題は何なのか?」を見極め、その上で適切な手法を選び、活用することが重要だと考えるようになりました。
この思考の仕方、考え方こそが、最も身についた力だと思います。

q

どんな人が向いていると思いますか?また、どんな人に入ってきて欲しいですか?

「会社がこう言っているからやらなければならない」という“やらされ仕事”の感覚で働く人よりも、「自分はこういうことをやりたい」「こんな価値を提供したい」と熱量を持っている人と働きたい と思います。
そういう人となら、同じ目線で考え、悩み、熱中できる。
心が燃えている人がいいですね。

新大陸に入るタイミングでは、特別なスキルや知識がなくてもいい。
ただ、「心が燃えているかどうか」 それが大事です。
実際、私自身も入社した時は何も持っていませんでした。自分の考えをうまく伝えることすらできなかった。
でも、そんな自分を変えたかったし、新大陸という環境の中で本気で挑戦したことで、確実に成長できました。
「自分を変えたい」「変わることで世の中に影響を与えたい」
そういう強い思いを持つ人は、ここで間違いなく成長できる。
目の前で困っているクライアントの力になれるなら、これまでの経験を生かせるなら、そういう思いの強い人は応援したくなるし、一緒に働きたい。
信頼関係を築き、いろんなことに挑戦し、それが自分の成長にもつながっていく。
新大陸には、そういう人が多いと思っています。
だからこそ、自分自身がそういう姿勢を示し続けることが大事 だと考えています。

私は環境に染まりやすいタイプです。だからこそ、あえて壁が高い新大陸に身を置いた。
ここなら、良い方向に染まれると思ったし、それが入社の決め手にもなりました。
素敵な会社だな、と思ったのが最初のきっかけでしたね。

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